オズバーン 後編

1272年 (46歳)

シチリア王オズバーン: さて、イタリア征服に乗り出す前に、世界情勢を確かめておこう。

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王弟アンクティル: シチリアは途中で撤退しましたが、アンダルシアへの十字軍は成功。
領土はジェノバが総取りし、一挙に大勢力となっています。
ムーサー朝マウレタニアは、アフリカとイベリア半島の北西とで分断されました。
: いわゆるアンジュー帝国イングランドアイルランドアキテーヌの3つに分裂。
このプレイではDLCは一切入れていないので、AIは分割相続制からなかなか抜け出せないのだな。
: 北イタリアは先年の一斉独立以来、そのままです。
小国分立の状態なので、すぐにHREに飲み込まれると思っていましたが…。
HREと接するジェノバ共和国は大勢力となり、ベローナ共和国は金を4000以上貯め込んでいるので、HREも迂闊に手が出せないのでしょう。
: そんな中、我々と接するスポレート公国は別段脅威ではない。
すでにアンコーナの請求権も捏造している。
私の母方の祖父、プッリャ公ロジャー5世は傭兵との連絡ミスで敗戦したそうだが…、その雪辱を果たす時が来たな。

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: さすがに、王国の戦力があれば楽勝だな。
: ですが、我々の又従兄弟にあたるウィリアム将軍が戦死しました。
アンダルシア十字軍にも参加した、歴戦の勇士だったのですが…。

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: 残念ではあるが、仕方のないことだ。
我々は荒くれ者のノルマンの家系。
一族の人間が率先して戦場に立たねば。
: 兄上ご自身はどうなのです?
: からかうのはよせ。
王が戦死して国内が大混乱に陥った例は、歴史上いくらでもあるぞ。
(別プレイでも、当主が戦死したり昏睡したりで痛い目にあったわい)
そもそも、私は帝国の家令を務めている身だ。
…だが、彼らの犠牲は決して忘れないぞ。
全ては、無駄な戦争に巻き込まれない、自立したイタリアを築くためだ。

1274年 (48歳)

: アンコーナ獲得直前に、我が嫡男アンフロイと皇女マルギットとの間にオスウルフが生まれた。
オートヴィル家はどんどん増えるぞ!そして、勇敢に戦うのだ。
: それにしても…、兄上は本当に子沢山ですな。

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1286年 (60歳)

: 12年が経った。
: お互い、年を取りましたな。

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: いろんなことがあった。
: ありましたなー。
しれっとカトリックに戻っていますな。
: いざという時に宗教騎士団を使えるように、な。
ふん、変節漢とでも何とでも罵るがいいさ。
ああ、そうそう。お前の息子、ナポリ公アンクティルが――

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: 謀反を企んだこともあった。(7年前)

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: あ、いや、あの節は…。
: まあ、まあ。首都のナポリを私が持ったまま、ヤツをナポリ公に任じたのだ。
こうなることは予想していた。
それでも、ヤツの結婚相手・アナトリア女公と釣り合わせるには、あの当時はああするしかなかったのだ。
だから、私の責任だよ。
一度警告したら、ヤツもすっかりおとなしくなったしな。

: それよりも、この期間に我々が獲得した領土を振り返ろう。
: はい。
まず、ジェノバ領だったのにいつの間にかマウレタニアが奪っていたサルデーニャ南部を聖戦で手に入れました。
そして、請求権捏造でフェラーラ共和国からラベンナを。
権利者を招いてモデナ公爵領を一挙に手に入れました。
北のエノー伯領は、モデナ公が継承したものです。
最後に、スポレート公国からウルビーノを奪いました。

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: 領土が広がったことで、動員兵力も増した。
今では2万の軍勢を操れる。
そこで、都市・ジェノバを攻めようと思う。
: な!?ジェノバの兵力は我が方と互角です。
運が悪ければ負けるでしょう。
無謀な外征はしないという母上との約束を――
: まあ、聞け。
ジェノバ共和国の本拠は、今やイベリア半島南部だ。
都市・ジェノバはニースと共に孤立している。
援軍には時間がかかり、また、バラバラでやってくるだろう。
各個撃破できる。
: むむ…。
: ジェノバはマウレタニアと戦い、疲弊している。
今こそ、アタックチャンス!(2回目)
: む、むむむ……。

1287年 (61歳)

: さて、宣戦布告も済ませた。
ふふふ。こちらはほとんどの領地が海に隣接し、船も豊富だ。
ジェノバを急襲するぞ!
どうせ奴らは陸路で援軍をよこすだろう。
ならばプロヴァンスの西、メルグイユに密偵頭を派遣しよう。
ジェノバの状況は、隣接しているパルマのお陰で見えるから、宰相はニースに置いて、と。
……んん?

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: すでにジェノバに2万の兵が集結しているだと!?
士気も高い。ということは、ほとんどが直轄兵なのか。
くっ、事前に敵の兵力の内訳を確認していなかった。これはまずい!
: あーーにーーうーーえーー? ( ̄ー ̄;)
: だ、大丈夫だ。数は互角なのだ!
…お?

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: 分散してくれた…。
ふ、ふはははは。これだからAIは…。

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: それ!行け行け! (≧▽≦)

1289年 (63歳)

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: やったぜ。 (投稿者: 変節糞国王)
: まあ、運が良かったということですね…。
ですが!
: わ、分かってるよ。
今後は気をつける。
同盟、傭兵に加えて、兵力の内訳も確認するから…。
(やれやれ、晩節を汚す、とはこのことだな…)

1292年 (66歳)

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: ハドウィス…。 プレドスラヴァ…。
(むくり)
夢か。
…久しぶりに会えたな。

: 私は、3人の妻と1人の妾との間に12人の子を儲けた。
最も愛していたのは、やはり最初の妻・プレドスラヴァと、その子・ハドウィスだった。
何事も、最初の経験は強く記憶に残るものだな。
即位前のほんの数ヶ月、妻とトルキで過ごしたあの日々も…。

: 庶長子のアダルベロは僧籍に入っているが、ヤツめ、ちゃっかりお楽しみをすることもあるそうな。(Hedonist)
国の舵取りの重責を担うのは、お人好しの嫡男アンフロイだ。
果たして、どちらが幸せなのだろうな…。

: ふう…。もうひと眠りしよう。

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66歳で死去。
イタリア統一の野望に燃えたが、婚姻による乗っ取りには消極的だった。