バーナード2世 前編

1338年 (24歳)

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シチリア王・バーナード2世: ふう、政務の引き継ぎは滞りなく終わったな。
じゃ、世界情勢を確認しておこうかな。
王妃・キオス伯・ブシラ: あなた、地図を持ってきましたわ。
: ありがとう。
ああ、そうそう。君のことも皆に紹介しておこう。

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: 君はゲーム開始時に後継者だったサイモンの子孫なんだよね。
: せっかくサモス公爵を継いだのに、皇帝マッサイオスに剥奪されてキオス島1プロビの伯爵に落とされてしまいましたわ。

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: ただ、皇帝はその後、サモス公爵領からシラクサとスポレートをシチリア王国に移してくれたんだよね。
皇帝の行動も、なんだかよく分からないな…。

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: あなた、サモス公爵を取り戻してくださいませんか?(Ambitious)
: うん、まあ、今は十字軍で手一杯だから、そのうちにね。

: さて、その十字軍を含めた世界情勢だけど。

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: シーア派カリフでもあるムーサー朝スルタンによるエルサレム王国へのジハードは失敗。
スンニ派エルサレム王国へのジハードはまだ続いてるけど、こちらが優勢だ。
アフリカへの十字軍の戦勝点は68。
最も貢献しているのは我々シチリアだ。
アフリカ王位を手にするのも間近だな。

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: さて、そんなわけだから、私も現地で指揮を執るよ。
: 危険ではありませんか?
: 私は、今までずっと宮廷でくすぶっていたんだ。
唯一の男子で、しかも末子相続制において次の後継者である姉は通常の結婚をしているから、もし私が死ねばゲーム終了の危険がある。
だから父は私を城から出さなかったんだが…。
君が、私達の子・バーナードを産んでくれた。
もう何も恐くない。
: それ、フラグ…(汗)
それにあの子は0歳で、虚弱児ですし。
: まあ、まあ。
野戦はせずに、城攻めに参加するだけだから。
: …分かりましたわ。
無事のご帰還をお待ちしています。
: よーし、行くぞ。
戦争だ!戦争だ!(Aggressive Leader)
: (心配だわ…)


: チュニスに一番近くて安全なプロビの城攻めへの参加だけど…、ようやく私も十字軍戦士になれた。
この風、この肌触りこそ戦争よ

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: (Skypeで通信)あなた…、ごめんなさい。
息子のバーナードが、0歳で亡くなってしまったわ。
: なにっ!?

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: あ、十字軍が終わった。

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: 獲得した領地の分配など、やるべきことがたくさんあります。
早く帰ってきてください。
: ちぇっ、もっと戦いたかったな…。


: ただいまー…。
: あなた、さっそくですが、大きな問題が。
: どうしたの?
: 獲得したアフリカ王位が分割相続制なのです。
ですから、継承法を変更できる10年後までは、どうか健康でいてください。
: 私は今24歳だから、大丈夫だと思うけど。
: 戦場へは決して行かないでくださいね。
: ええーーっ!?
長男・バーナードは夭折したけど、すぐに次男のアダムが生まれたじゃないか。
何の心配も――
: 戦死したり、昏睡状態になっては継承法を変えられないでしょ。

1340年 (26歳)

: エルサレム王はスンニ派のジハードを退けたか。
我々は帝国内の戦いでニシュ伯領とテサロニカ公爵領を手に入れたけど。
どうも盛り上がらないな…。

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: 十字軍で獲得した領地を封臣に配ってオピニオンを高めたおかげで、今、我が国はHRE以上の動員数を誇っている。
本当はHREを攻めたかったんだが、HREは長年、プランタジネット朝と同盟を結び続けているから、さすがに手を出せない…。

: あなた、HREがブラバント公国に宣戦しました。
80年前の一斉独立以来、まだ生き残っていたんですね…。

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: む、飛び地のエノーの近くか。
…至急、ブラバント公の子息と婚約して援軍を送ろう。
: え?
: 防衛戦なら有利に戦える。
イングランドがHREに味方すれば負けるかもしれないが、負けても我が国が失うものはなにもない。
HREとの練習試合として、ちょうどいい。
: は、はあ…。

1341年 (27歳)

: HREの動員数は3万5千。
シチリアの封臣の兵と同数だ。
しかし、奴らはバラバラにやってきたので、各個撃破して優位に立った。
そして…、

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: エノーで回復しつつ、隣を城攻めして敵を誘い込み、叩く!
簡単だな。
ふ、ふふふ。フヒヒヒヒ……
: なんだか、結婚当初とは人格が変わってきてませんか?
: 戦場に立てないのだから、こうやって楽しむくらいはいいだろう。
: 楽しむ…。

1342年 (28歳)

: お?
小規模ながら、HRE内で独立戦争が始まったぞ。

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: ブラバント公国には敗戦し、皇帝様は金も軍もボロボロだな。

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1343年 (29歳)

: さて、兵士は休ませた。
サルッツォを求めてHREに宣戦しよう。
HREの同盟国イングランドは、HREの反乱鎮圧の方で加勢している。
こちらには来ないだろう。


: あなた、偵察の密偵頭から、敵軍がアルプスを通過中との報告が。
: イングランド軍の姿はなく、HREだけか。
よし、いけるぞ。

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: 数も地形も有利だったが、こちらもかなりの損害が出たな…。
だが、これで決着だ。

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1344年 (30歳)

: ぐ…、体中に発疹が…。
: これは…、梅毒?

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: じーーっ (疑いの目)
: な、なんだよ。
私は浮気などしていないぞ。
くそぅ、女性達からの視線が冷たい。

: サルッツォを得たことでイタリア王位を作成可能となったが、今はまずい。
イタリア王国のデジュリ内の公爵たちが王位を欲しがってオピニオンが下がってしまうからな。
加えてこの梅毒では、4年後のアフリカ王位の継承法変更の際に「全ての臣下のプラス評価」という条件を満たせなくなってしまう。
今は我慢だ…。
しかし、なぜ私がこんな目にあうのだ。
くそぅ!くそぅ!

1347年 (33歳)

: あと1年…、あと1年で継承法を変更できる。
そうすれば戦場を思う存分駆け巡れる…。
……。
ふふふ…。

: 諸君、私は戦争が好きだ
: あなた…?
誰に話しかけているのです?
: 諸君私は、戦争が好きだ。
: あの…。
: 諸君、私は、戦争が大好きだ!(Lunatic)

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: (これは…、もう、狂気と言っていいわ…)
誰か!誰か来てーー!!

――後編へ続く――