絹と香辛料を求めて #4

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1286年

マルコ・ポーロ(33歳): 今回も無事に元朝との同盟を更新できましたね。
モンテコルビノ(40歳): 期間3年というのは短いが、友好度15のおかげで金2000ほど積めば更新できる。
そして、今の咸陽にはその程度の出費は痛くもない。
マルコ・ポーロ: いずれは元朝から破棄通告がくるものと覚悟していましたが、意外に平穏な10年間でした。
モンテコルビノ: まあ、周辺は常にキナ臭いけどね。
成都はずいぶん前から陳朝が奪っているし、チベット敦煌を、ハイドゥはサヤンを攻め立てている。


ダバノ(30歳): ハフス朝軍にイタリアへの上陸を許してしまいました。
ティエポロ(67歳): 成人した三男のドメニコが「伏兵」を持っている。
迎撃させよう。

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ダバノ: あっさり撃退できましたね。
おかげで、ナポリの周辺の中国式の美術工房が完成しました。
ティエポロ: 一足早い中国ブームだな。

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1287年

ロレンツォ(ティエポロ次男、10歳): ごめんくださーい。

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モンテコルビノ: おお、君がロレンツォくんか。
知らせは受けているよ。遠路ごくろうさま。
まずは、ゆっくり体を休めてくれ。
ロレンツォ: はい。
ですがその前に、ドージェからマルコさんにことづてが。
マルコ・ポーロ: 何かな?
ロレンツォ: 私と入れ違いに、マルコさんは本国へ戻るように、とのことです。
私も指導を受けたシャルル様はすでに61歳。
後任の教育係は、ぜひマルコさんに、と。

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マルコ・ポーロ: なるほど。わかったよ。
じゃあ、ついでに漢方薬ベネチアへ運ぶとしよう。
教育係になれるのは40歳以上だし、急いで帰る必要はないだろう。
モンテコルビノ: それがいい。
すでに絹織物は十分に本国へ届けたからね。
マルコ・ポーロ: では、モンさん…。
長い付き合いでしたが、これでお別れです。
モンテコルビノ: うん。
私は、ここで宣教師として骨を埋めるつもりだ。
君は、ここで学んだことを本国で生かしてくれ。
マルコ・ポーロ: はい。…それでは!

1288年

ジャコモ(ティエポロ長男、17歳): ランカもだいぶ発展してきたなぁ。
咸陽の建設は大変だったらしいけど、こちらは始めから人材をたくさん連れてきたから、収支もすぐに黒字になったし。
ヒンドゥー諸王朝の友好度は15。
本国への香辛料の出荷もすでに始まっている。
順調そのものだな。

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マルコ・ポーロ: おお、元軍がオゴタイ・ハン国のエミールを囲んでいる。

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マルコ・ポーロ: 元朝はサヤンの防衛に成功し、その勢いで逆襲しているのだな。
ハイドゥの本拠を落とせるかどうか…。

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マルコ・ポーロ: ともかく、天山北路は危険だ。
カシュガルを通ってサマルカンドへ抜ける南路を使うとしよう。

1289年

マルコ・ポーロ: ここがサマルカンドか。美しい…。

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マルコ・ポーロ: モンゴルの侵攻で徹底的に破壊されたそうだが、それも昔のことだな。
さて、このままペルシャを通ると、チャガタイ・ハン国イル・ハン国、そしてマムルーク朝のそれぞれの争いに巻き込まれてしまう。
草原の道を進んだほうがいいだろう。

1290年

マルコ・ポーロ: 黒海が見えてきたぞ…!

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ああ、故郷の海までもうすぐだ。
キプチャク・ハン国ビザンツ帝国は長年争っているが、ベネチアは両者とそれぞれ同盟を結んでいる。
ベネチア主導で街道も整備中。
安心して通行できるな。


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ジャコモ: 妹とマーラヴァルマン王との婚姻が成立。
これで10年間(60ターン)は安心だ。
3年(18ターン)ごとに同盟を更新する手間が省ける。
内政と、周辺の街道整備にいそしむとしよう。


ダバノ: 神聖ローマ帝国の首都ケルンがノルウェーに攻められ、かなり都市規模が低下したようです。

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ティエポロ: 今までは鉄壁の防御を誇っていたのにな。
攻め手の総大将がノルウェー王族のホーコン5世だったせいか?
ダバノ: もしもケルンが落ちたら、「ウィリアムテル」の条件が…。
ティエポロ: いや、それはないだろう。
ノルウェーの兵科は軽歩兵、短弓兵、バイキングだからな。


(1290年 冬)

ダバノ: ドージェ、マルコさんの隊商がベネチアの門前に!

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マルコ・ポーロ: ついに…、ついに、故郷へ帰ってまいりました。
ティエポロ: おお、よくぞ無事で。
18年間の長い務め、本当にご苦労だった。
咸陽の繁栄ぶりはよく聞いているよ。
マルコ・ポーロ: 本国の援助のおかげで、苦しい時期を乗り切ることができたのです。
それにしても、ベネチアもすっかり変わりましたなぁ。
ダバノ: そうでしょう、そうでしょう。
ティエポロ: 東方での経験をもとに、この町をさらに発展させてもらいたい。
だが、しばらくはゆっくり休んでくれ。
マルコ・ポーロ: はい。
帰り道はのんびりした旅路でしたので、その途上で記録を整理しておきました。
東方の情勢の報告は、わりあい早くできると思いますよ。