絹と香辛料を求めて #2

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1276年

モンテコルビノ(30歳): うーん。咸陽の収支は大赤字だな…。
定住して1年あまりなのだから、仕方ないか。
これも神の与えたもうた試練だ。

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マルコ・ポーロ(23歳): モンさん、吉報ですよ!
ドージェがナポリを攻め落としたそうです。
モンテコルビノ: おお、これでベネチアは安泰だろう。
ならば、本国から金銭を送ってもらえるよう頼むか。
マルコ・ポーロ: では、私は当座をしのぐために
馬と絹織物を近くの都市で売り払ってきます。
モンテコルビノ: 頼む。
本当は絹織物は本国へ送りたいのだが…。

1277年

ティエポロ(46代ドージェ、58歳): ナポリは医術文化が高いな。
長生きするためにはここに留まるとするか。
ダバノ(21歳): ドージェ、お客様が…!
ティエポロ: ん?

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ティエポロ: なんと、ナポリ王が仕官してくるとは。
ダバノ: てっきり、母国のフランスに行くものと思っていました。
ティエポロ: ともあれ、「登用」持ちはありがたい。
謀反が怖いから領主は任せられんが、丁重に遇することとしよう。


マルコ・ポーロ: 特産品を売ったことで、だいぶ楽になりました。
モンテコルビノ: こちらも、元との同盟を延長してきたよ。
文化アイテムがある限りは、続けよう。
それが尽きる頃には、咸陽も黒字となっているはずだ。


ダバノ: ナポリ近海にハフス朝の軍船が現れました!
ティエポロ: 一難去ってまた一難、か。
敵が海上にいる間に迎撃だ。
チュニスの遠征まではしないが、航海文化の向上に使わせてもらうぞ。

1278年

ティエポロ: むう、ハフス朝に上陸を許してしまったか。
ここは、私が自ら迎撃する。

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ダバノ: 1部隊を叩いたら、残りの3部隊は引き上げていきましたね。

1279年

ティエポロ: 長男のジャコモが8歳になった。
戦闘49だが水軍S。
ダバノ: 「火攻」持ちの将軍も登用できました。
次の海戦が楽しみですね。
ティエポロ: ともあれ、今は工芸所の建設に集中しよう。
居留地の維持には金がかかるんだ。


マルコ・ポーロ: 本国から支援金が届いたそうですね。
モンテコルビノ: なんと、1万5千だよ!
これで、どんどん街を拡張できるぞ。 こちらから本国へは絹を送ろう。
ようやく、成果を報告できるようになったな。

1280年

ティエポロ: 娘が8歳になった。
というわけで、ダバノくん、もらってくれるかね?
ダバノ: 私ですか!? ということは…
ティエポロ: 次のドージェは君だ。
ダバノ: マルコさん達に申し訳ないです…。
ティエポロ: 東方で悪戦苦闘している彼らに、
本国の仕事まで押し付けるわけにはいかない。
役割分担だと思ってくれ。
ダバノ: …はい、分かりました。

1281年

ティエポロ: ハフス朝と海戦を繰り返したことで、 ナポリが水の都となったぞ!

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ダバノ: ベネチア共和国にふさわしい称号ですね。
ティエポロ: インド洋の荒波も怖くない。
よし、香辛料を求めて移住ユニットを出そう。
資金も十分ある。


ジャコモ(ティエポロ長男、10歳): では、行ってまいります。
ティエポロ: うん。目的地はセイロン島だ。
香辛料の産地は他にもあるが、街道や海路をつなぐなら
ここしかあるまい。
隊商ユニットを出すときだけ、ヒンドゥー諸王朝または
パガン朝と同盟するのだ。
ジャコモ: ヒンドゥー諸王朝に近すぎませんか?
同盟どころか、攻められる危険があります。
かつてアンコール朝が存在した辺りなら、
陳朝ベトナムと海路でつながるし、
ほどよい距離感だと思いますが。

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ティエポロ: それでも、周辺を刺激する危険はある。
そうなると象兵や陳興道を相手に陸戦だ。分が悪い。
セイロン島ならば、海戦に持ち込める。
ジャコモ: なるほど。
ティエポロ: そのためにお前を派遣するんだ。
水軍Sで、ハフス朝との戦いの中で「連射」も習得した。
私が死んで同郷将軍に格下げとなっても、
海戦で負けることはあるまい。

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ジャコモ: 承知しました。
では父上…、今生のお別れです。
ティエポロ: うむ。ティエポロ家の名を汚すなよ。
…元気でな。